願いをかなえたい！誰もが思うことでしょう。実はそれはとっても簡単。やってみれば、びっくりするくらいあっけなくかないます。

自分のほしい未来を引き寄せるために大事なものは、“意志の力”です。まず、「○○したい！」という強い想いを持つことが大事です。

それを「したい！」ではなく、「する！」と決めます。「○○する」と“意図する”のです。

このとき、紙やノートに書いてもいいでしょう。書かない場合は、「○○する！」という強い想いを、眉間から放つようにイメージします。

あとは忘れてしまいます。すると、あるときふと、それがかなっていることに気づくのです。

一回だけ強く「○○する！」と意図すると、その想いはエネルギーとなり、意識の領域に到達します。そこは、すべてがある領域。想いが現実化する場所です。そこから、私たちがいる現実世界に具現化された物事が降りてきます。

一回放った意図を忘れてしまう必要があるのは、いつまでも想い続けることが重たいエネルギーとなり、意識領域まで届かなくなるから。執着は重たいエネルギーです。

同じように、「絶対にこうでなくてはならない！」「これがかなわないと困る！」というような悲痛な思いも重たいエネルギー。このような思いを持っていると、いくら願いを放っても、なかなかかなわないのです。

願うときのポイントは、一回だけ強く、明るく、楽しく、まっすぐ思うこと。「これがかなわないと不幸だ」というような思い方はよくありません。「今でも十分幸せだけど、かなったらもっと幸せになる♪」というような、プラスオンの考え方をすることが大事です。

ただ、このとき、いくつか制限されることがあります。

まず一つは、時期は選べない、ということ。ものごとにはふさわしいタイミングがあります。いくら「今すぐ！」と思っても、それが起きる順番的な問題や、かかわる人やものの事情などから、多少の時間がかかることがあります。

また、相手がいることは、かなわない場合もあります。たとえば「あの人とおつき合いたい」というような願望です。

相手には相手の人生の計画があります。また、あなたに違う相手が用意されている場合もあるでしょう。パートナーに関する願望を実現させたいなら、「私にふさわしい人と」や「私を幸せにしてくれる人と」といった願い方をしましょう。

道理にあわない願望もかないません。たとえば、誰かの不幸のうえに成り立つ幸せだとか、嘘や隠し事、欺瞞がつきまとうもの、自分だけ得するようなエゴむき出しの願望など。天の法則はそのようなことは許しません。

また、それがあなたにとって必要のないものとか、自分を不幸にするような想いの場合、いくら願ってもかないません。

あなたの内側には、もっと大きな“あなた”が存在します。その存在は、あなたが自覚するより、もっとたくさんの物事や遠くのことが見えています。この人を信頼しつつ、自身の意図も明確にしていくようにするといいのです。そうすれば、自分に必要であり、幸せをもたらす願望は、次々と現実化していくようになります。

どうしても実現しない願望は、そのうち情熱が薄れてしまうかもしれません。忘れてしまうということは、かなわなくてもよかったこと。諦めきれない願望は、まだ時期でないだけで、これからきっとかないます。

あなたにとって必要なことは、必要な時期、必要なだけ、必ずもたらされます。

それを信じましょう。