過去にMSNさんのライフスタイルで連載させていただいていたコラム
『スピリチュアルメンターあべけいこの人生開運相談室』を再掲載しています。
よかったら読んでくださいませ♪
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第4回 夫がいつのまにか消費者金融で借金を…。離婚したほうがいいですか？
「借金グセは一生治らない」と言うけれど…。主人は一度自己破産しているのに、また借金が発覚。離婚したほうがいい？それとも…？
【本文】
こんにちは、スピリチュアルメンターのあべけいこです。
人生って何でうまくいかないんだろう？と、神様を恨みたくなることって多いですよね。
何でこうなっちゃったんだろう？と思うとき、どこに原因があるか考えてみる。
「あのとき、ああすればよかったのかな」「あの人がこんなことを言ってきたから邪魔されたんだ」などなど、いくらでも原因は出てきます。
でも実はそれ、とっても表面的。根本的な原因は、自分の心の中にあるのです。
心の中に、その出来事を引き寄せる“鋳型（いがた）”が、埋め込まれている。それが自分を無意識的に動かし、現実化してしまうのです。
たとえば、ある人が自分のことを「デブでブスだ」と思っていたとします。そして、「キレイになりたい」と考えたとします。
このとき、現実的にキレイになるための行動を起こすでしょう。ダイエットを始めたり、エステに行ったり、メイクを習ったり、有名サロンに行ったり…。
その行動によって、一時的にキレイになれるかもしれません。けれど、心の中に「自分はデブでブス」という想いが眠っていると、「デブでブスな自分」に戻る行動を無意識的に取ってしまうようになるのです。
せっかく痩せたのにドカ食いをしてしまう。エステに行った翌日、化粧を落とさず寝てしまう。習ったメイクを「面倒だから」と実践しない。可愛い髪型にしてもらっても、髪の毛が伸びてきて根元がプリンになっているのを放置してしまう、などなど…。
結局、デブでブスな「いつもの自分」に逆戻り。
「こうなりたい」と思う理想像があるなら、まずは自分の内側にある「自分に対するイメージ」を変えることが先決です。
お肌が陶器のようにキレイな自分。仕事で成功している自分。みんなに囲まれている人気者の自分。こんな理想の自分像を、クッキリ描きましょう。
ありありとイメージできたとき、自然とそのヴィジョンを達成するような行動が取れるようになっていきます。そして気がつけば、理想が現実化されているのです。
まずはイメージが大事、と覚えていてくださいね。
さて今日は、ご主人の借金癖に悩む方からのご相談です。
Ｑ 結婚前に破産している夫がまた借金を作りました
吉田悦子さん（仮名・33歳・主婦）1979年2月19日 am6：55 山梨県生まれ
夫：吉田修三さん（仮名・40歳・会社員）1973年2月17日 滋賀県生まれ
先日、主人が消費者金融で借金していることが発覚しました。
実は主人は独身時代に自己破産しており、再びの借金なので呆れて開いた口がふさがりません。
夫が借金をして自己破産をしたのは10年以上前のことですが、パソコン購入のためのローンが発端だったとのこと。しつこい営業を断れず、次々パソコンの付属品や教材を追加購入しているうちに借金が膨れ上がってしまったそう。
支払いが滞り、会社にも取り立ての電話が来るようになって、退職。自殺も考えたそうですが、知人の助言で自己破産をしたということでした。
腹立たしいのが、自殺を考えるほど借金で苦しんだにもかかわらず、再びサラ金に手を出したこと。主人の妹も、夫の借金が原因で離婚しています。そんな苦労を間近で見ているはずなのに、なぜ…？という思いでいっぱいです。
ちなみに、主人は普段はとても優しいのですが、一旦キレると手がつけられません。なので、普段はどれだけ自分を抑えてるんだろう？と思うことがあります。
借金癖は一生治らないとも聞きますし、離婚を考えた方がいいでしょうか？子供は一人いて、まだ1歳半です。アドバイスをお願いいたします。
Ａまずは悦子さんとご主人の修三さんの運勢を西洋占星術で見てみました。
悦子さんは太陽が水瓶座、月が蠍座、生まれた時間でわかるアセンダントも水瓶座です。水瓶座も蠍座も不動宮にあたり、頑固な方です。こだわりが強く自分をしっかり持っていて、周囲の状況に流されたり人の意見に惑わされることなく、ひょうひょうと自分の道を行くでしょう。
アセンダントには太陽と火星がくっついており、明るく楽しく目立つ方です。また自己主張が強かったり、気性の激しいところもあるでしょう。何事も即断即決のスピーディさがあり、押しが強く自分を他者に印象付けるのも上手です。
真面目でしっかりしていて独立独歩。クールですが誰にでも親切でフレンドリー。向上心が旺盛で進歩的な考え方をするでしょう。その一方で、やや思い込みが激しく偏った考えに支配されやすかったり、常識や体制への反抗心を持つところも。
また、ほとんどの星はキャリアゾーンにあり、ご自身で稼げるし、積極的に人生を勝ち取っていくことのできる方でしょう。
一方の修三さんは、太陽が水瓶座、月が獅子座にあります。太陽も月も不動宮になり、やはり頑固な方です。誰にでも公平で親切。度量が広くて友達思いの方で、人気運があります。その一方でプライドが高く、対面を気にしがちなところがあるでしょう。
悦子さんは「優しいがキレると手がつけられなくなり、普段どれだけ我慢しているのかと思う」とおっしゃっていますが、修三さんのホロスコープからは無理をして不満を溜め込みがちだとか、自己主張ができない弱さといったものは感じません。むしろ本当に親切で心が広い方のように思います。「普段優しい」というのも、自然な彼の態度なのではないでしょうか。
華やかで激しい面のある悦子さんをクールな修三さんがさらりと受け止め、うまく調和させているようにも感じます。ただ、2人とも頑固な方ですから、意見が対立したときはお互い一歩も譲らず、激しいバトルになることも考えられます。
お金の面ですが、修三さんのホロスコープからは、金銭的にだらしない面は見られませんでした。悦子さんが「お金のクセは一生治らない」とおっしゃる通り、「本当にお金にだらしない人なんだなあ」というホロスコープの方はいらっしゃいます。でも、修三さんはそのように思いません。
ではなぜ自己破産をし、再度サラ金に手を出してしまったのか。答えは彼のプライドの高さと度量の広さにあるのかなと思いました。
おだてられたり頼られたりしたときに、「お金がない」と言えない。つい、いい顔をしてしまい、無理なローンを組んでしまう。あるいは、後輩や同僚に奢ったりしてしまう。あとで困ったなということになり、こっそり消費者金融でお金を借りて帳尻を合わせる…。
そんなことが続いて、最初はちょっとだけのつもりで借金が重なってしまったのではないでしょうか。
ご相談文には、「結婚してから家計はすべて悦子さんに任せ、その直後からサラ金で借入開始」とありましたが、「家計はすべて妻に任せる」というのも度量の広さの表れなのでしょう。しかし実際にはお小遣いでは仲間づき合いに足らず、「小遣いが少なくて飲みに行けない」とも言えず、結局苦し紛れに消費者金融で借りてしまう、という形になったのではないかと予想します。
また、ちょうど2人とも運気が悪い時期です。昨年10月より制限と困難の星・土星が蠍座に入り、2人の太陽と月に凶角を形成しています。悦子さんにとっては、大きな財や借金を表す8ハウスを通過中。借金や仕事に関する悩みが出てきやすいときです。
修三さんも、金運をあらわす金星に対して土星が凶角となるので、金銭的困難があるときともいえます。
ちなみに、修三さんが借金で苦しんで自己破産した1999年にも、やはり土星は修三さんの太陽、月、金星に凶角を形成していました。また、ハプニングの星・天王星がぴったり修三さんの金星の真上を通過。おそらく自己破産はこれらの星の影響だったのだろうと思います。
2人の相性を見てみると、悦子さんの男性の好みを表す火星、修三さんの女性の好みを表す金星はともに水瓶座にあり、お互いがお互いのタイプであることがわかります。金星火星は近い場所にあり、恋愛の相性はとてもよいです。
また、悦子さんの金星が修三さんのドラゴンヘッドにピッタリと重なっており、過去世からの縁を感じます。
太陽はともに水瓶座で重なっており、水星も水瓶座で近い位置にあります。2人は考え方や思考パターンに似ているところもあり、一緒にいてスムーズなのではないでしょうか。
もちろん、夫婦を続けて行くうちに、さまざまな問題はこれからも出てくるかもしれません。お互いの頑固さゆえにぶつかり合うこともあるでしょう。けれど、相性はよく縁もあるようですから、1回問題が起きただけで簡単に「離婚」という答えを出さなくてもよいのではないかなと思います。
もう一度よく2人で話し合って、頭から責め立てるのではなく修三さんの言い分もよく聞いてあげて、もう2度と借金をしないためにはどうしたらよいか、2人で前向きな対策を立てられたらよいのではないでしょうか。
悪いところや問題ばかりに目を向けるのではなく、近くにいてくれること、優しくしてくれることに注目し、感謝の気持ちを持ってくださいね。そうすれば、これまで以上によい関係を築けるようになりますよ。
