過去にMSNさんのライフスタイルで連載させていただいていたコラム
『ライフアップコーチあべけいこの人生開運相談室』を再掲載しています。
よかったら読んでくださいませ♪
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第5回 老後の資金がなく息子の世話に…。この先が不安でなりません。
60代になって収入が途絶え、経済的裏付けに乏しく未来が不安…。かといって健康問題から働くこともできません。どうしたらいい？
【本文】
こんにちは、ライフアップコーチのあべけいこです。
私は“開運”という言葉が大好き。「運が上がる」と聞くとワクワクし、試してみたくてたまらなくなります。
ちまたにはさまざまな開運法があふれていますが、そしてそれらを日ごろから実践している私ですが、開運術には2つの効果効能があり、それによって「効く」のだと思っています。
1つは、本当に開運術が持つ開運の力。
もう1つは、「運が上がる」と信じることによって、どんな状況にあってもポジティブにいられることによって運が開けるという面。言ってみれば、“プラシーボ効果”です。
開運術が本当に効くか効かないかは置いておいて（実際に効くと実感はしていますが）、「きっと
よくなる！」と信じ、明るい未来を思い描くことで、実際によい結果を引き寄せることができるのです。
“引き寄せの法則”などで、よく「思考はエネルギー」というでしょう。「頭で考えたことが現実化される」と。これは本当にそうで、未来を不安視して「失敗するのではないか」と思っていると、その想像が創造されてしまいます。
逆に「こんないいことが起きるはず」と期待してワクワクしていると、本当に想像通りの楽しい未来が創造されるのです。
「プラシーボ効果バンザイ」ということで、今日も開運術を信じて、明るく楽しく生きましょう！
さて、今回は未来に不安を抱く方からのご相談です。
Ｑ 子供の世話になっているのが心苦しいのですが
山本タツノさん（仮名・63歳・無職）1949年8月19日 明け方生まれ
私は、いわゆる団塊の世代の最後の年の生まれです。もう子どもたちも成人し、親としての役割は終えてしまいましたが、気がつけば経済的裏付けに乏しく、先行きが不安でなりません。
もっと早くによく考えておけばよかったのにと人様からは言われそうですが、子供達を育てるのに必死で、今や遅し、という感じです。自分の老後を思わぬわけでは、なかったのですが、当時は日々を生きることで精いっぱいでした。
現在は27歳の息子に養われておりますが、息子の将来を考えると、気持ちが暗くなってきます。だからといって、何をどうするということも（私の健康面のこともありまして）出来ません。私は、これからどうしたらいいのか、何か良いアドバイスがありましたら、お教え下さい。よろしくお願いいたします。
Ａまずはタツノさんの運勢を西洋占星術で見てみました。
タツノさんは生まれた時間が正確ではありませんが、「明け方」ということで3時半～5時半の生まれであればアセンダントは獅子座になりますので、獅子座と想定します。
太陽も獅子座、月は双子座になります。また、アセンダントの近くには冥王星と太陽があります。
非常に明るくパワフルで楽しい方でしょう。子供のような純粋な無邪気さを持ち、年齢を重ねてもいろいろなことに興味を持ち、あれこれやってみるようなところがあるのではないでしょうか。
華やかなもの、都会的なもの、新しいものに対する憧れが強く、自分自身そのような存在でありたい気持ちがあるでしょう。プライドが高く常に場の中心にいたい思いが強く、そうであるための努力は欠かしません。人から賞賛されることを望む気持ちも強いでしょう。
実際、大きな存在感と人を惹きつける魅力があり、周りの注目を集める方です。カリスマ性と有無を言わさぬパワーがあり、ボス的な存在にもなりがち。頑固で「こうしたい」という思いが強く、ときには強引にも自分の願望や欲望をかなえてきたでしょう。
ご相談内容に関して「なるほど、それで」と思うことは、まずタツノさんの基本的な性質からうかがい知ることができます。
というのも、前述したとおり、タツノさんはとても明るく華やか、かつ無邪気で子供のような方で、常にご自身を場の中心置いておきたい潜在的な願望をお持ちです。（タツノさんに限らず誰しもがそうですが）自分が素晴らしい存在であると思いたいがゆえに、努力もされてきたでしょうし、誰かに頼られたら度量の広いところを見せて、自分の力を貸してあげたりもしたでしょう。
ところが、現在は年齢的なものや状況から、人の世話になるしか生きていく道がない。自分の思いのままに生きて輝きたいという気持ちが強く、やってもらうよりやってあげたい人であるタツノさんにとっては、その境遇が非常に息苦しく、またふがいなく思えるのでしょう。
もう1つ、明るく子供のようなタツノさんですが、非常に細かく物事を考えたり、細部まで計算するような面もあります。それがゆえに、未来に対してこまごまとした不安を想定してしまうのかもしれません。
また、現在、制限と重圧の星・土星が蠍座にあり、タツノさんの獅子座の太陽に対し、凶角を形成しています。この土星は生活の基盤や家、家族を表す4ハウスにありますから、自分自身の根底的な生活や家族に関して不安や悩みが出てきやすい時期ということがいえます。
この土星はまだあと1年半ほど蠍座にあり、タツノさんに対して影響を与えていきます。特に2014年の11月頃にはぴったり凶角となるので、この時期は少し苦しいかもしれません。
ただ、助けもあり、2014年8月からラッキースター木星が獅子座を訪れ、幸運と発展のタネを授けます。ですから、苦しい中にも救いがあり、楽しいことや新しく始まる状況などもあるでしょう。
2015年には土星も去り（一時的に夏ごろ戻ってきますが）、木星が頭上を通過しますから、新しく発展的な状況が訪れます。気持ちも自然と明るくなりますから、この頃にはご自身が現在持っていらっしゃる将来への不安も、杞憂だったと感じるようになるでしょう。
お悩み解決法として具体的なアドバイスは2つあります。
1つは、変えたくても変えようがない現実に目を向けるのではなく、運気が上がるといわれる開運法を「これさえ行っていれば大丈夫」と信じてやってみること。
もちろん、（私のご紹介する）開運法は本当に効くものですから、やれば必ず良くなっていくのですが、信じて行うことの良い効能はもう1つあります。それは、未来に希望が持てるようになることです。
根拠のない楽観視は危険と見る向きもありますが、根拠のない不安はそれ以上に悪しき影響を与えるもの。行き過ぎるとウツや神経症になってしまうこともありますし、「こうなってしまうのではないか」という不安が現実を引き寄せ、本当に恐れていたことが現実化してしまうこともあります。
変えられることなら変える努力をしたほうがよいですが、変えられないことに関しては受け入れて、その中で幸せを感じながら生きる方法を模索すべき。このとき、簡単にできてお金も時間も大してかからない開運術に頼るのは得策です。
実際、「大丈夫、きっとこうなる！」と明るい未来を100％信じられたとき、“引き寄せの法則”とし
て、それが現実のものとなるということもいえるのです。
金運アップの開運法を行ったうえで「これを行っているのだから、きっと何かの方法でお金が入ってくるんだわ」と楽しい未来を想像しましょう。
2つ目は、現実的な行動として、地域のボランティアや文化活動などに参加されてみること。これは収入に結び付くものではありませんが、タツノさんのお悩みの一端には「自分が助けてもらうばかりの存在になってしまったこと」に対するつまらなさ、やりきれなさがあるように感じます。
シニア向けの「スマートフォン講座」や音楽会、料理教室などは、無料や数百円で参加できるものが地域ごとに開かれていますし、傾聴ボランティアなどのボランティア活動に参加されてみるのもいいでしょう。
あるいは、シニア向けのＳＯＨＯをあっせんしてくれるサイトもありますし、インターネットを使いこなせるタツノさんですから、こうしたサイトを利用して、家に居ながらパソコンでできる仕事を探してみるのもいいかもしれません。
自分が輝ける場所を見つけられたり、社会や人に役立つ人間なんだと思えることが、心を明るくしてくれ、前向きに生きる力を与えてくれるのではないでしょうか。
変えられない状況にウツウツとしたり、どうなるかわからない未来を心配するより、今を楽しく生きる方法を考えること。そして、本当に楽しく生きること。それが最善です。
“今”の連続が未来となるわけですから、“今”を楽しく生きることが、より良い未来を生きることに繋がるのです。
本来のタツノさんらしく、太陽のように明るく輝いてくださいね。それが息子さんや周囲の人への力ともなるはずです。
