LIVING くらしナビにコラムが掲載されました。
人生そろそろ後半戦!? “これから夢を叶える”方法
やるなら今でしょ!、という気持ちでチャレンジを始めてみては
子どもに一番手がかかる時期が過ぎて、ふと「何か自分のためのこと、やりたいなあ」なんて思う時、ありませんか? 今回はスピリチュアルメンターのあべけいこ先生に、人生が後半にさしかかってからでもできる夢の叶え方を聞きました。
“何かやりたい”という気持ちがあるなら、子育て中から行動を!
——今は専業主婦だけど、このまま主婦業一本はちょっと寂しい。「子どもが手を離れたら何かで社会とつながりたい」、「自分らしく輝きたい」と思っている子育て中の女性は多いですよね。何かを始めるに当たって、ふさわしいタイミングはあるんでしょうか?
あべ:やりたいことがあるなら、子育てに少し余裕が出てきたらすぐアクションを起こすのがいいと思います。子どもが小学校に入ってから、中学校に上 がってから…などとタイミングを見がちですが、そうしていると、働く上でのブランクが7~10年くらいできてしまう。自分の仕事感覚も鈍ってしまうし、雇 う側からも使いづらいイメージを持たれてしまいます。
パートや在宅といった形式でもいいので、何かしら働くことで社会と接点を持っていれば、子どもが本格的に手を離れて、さあ! というときに、スムーズにスタートを切りやすくなるでしょう。
——ただ、実際に毎日の家事や育児に追われていると、なかなか時間がないという声もあります。
あべ:夢を持ちつつも『今は家事育児が忙しくて』という人は多いですが、時間はどんどん過ぎていきます。“育児が忙しい”を言い訳にして、夢への行動を起こしていない場合もあるでしょう? それはもったいない。友人に、元新聞記者で、本やコラムを書きたいという夢がある40代の女性がいますが、現在は育児に専念中。私は会うたびに「ブログでもなんでもいいからちょっとずつでも書き続けなよ!」と言っています。
物事が形になるには多少なりとも時間がかかるし、子育てが終わってからスタートするより、子育て中の今、少しずつでも始めておくほうが夢を形にしやすいのは明白です。
「今の状況」や「環境」に振り回されるのではなく、人生を俯瞰して「生涯の満足のためには今何ができるか」を考える必要があります。
主婦の立場を逆手にとって、本当に好きなことをやろう
——忙しくても、一歩を踏み出すことが大切なんですね。
あべ:「主婦で子育て中だから何もできない」と思いこまないほうがいいですね。前向きに考えてみれば、“子育て中の主婦”という肩書があるし、(基本的には)夫が生活費を稼いできてくれる。何が何でも職に就かないといけないとか、よりよい待遇のところを探さなくちゃというプレッシャーがないときこそ『本当にやりたいこと』ができるはず。
文章で自分を表現したいならブログを書くのも良いですし、絵や写真が好きなら、HPを作ってアップしていくとか。アロマやハーブが好きなら、将来の独立を目指してそれを扱うお店で働くのもアリでしょう。
今は、ネット上に情報がたくさんありますし、SNSなど自己表現できるツールも多様です。会社も資本金1円で起こすことができますから、自分のできる範囲で、楽しみながらやれることを探してみましょう。
成功者の“完成形”だけを見てあきらめないで。スタートラインはみな同じ。
——夢を持ちつつ、色々な手段があることもわかりつつ、でも「私には無理」と一歩を踏み出す勇気が出ない人もいると思うのですが…。
あべ:それはきっと、成功した人たちの“完成形”だけを見ているから。今夢をかなえている人を見ると、なんの苦もなく成功したように思えるし、『あの人だからできたんだ』と思いがち。でも、誰でもそこに至るまでには、迷いや恐れやどうしようもない失敗や、取るに足らないように見える一歩があります。スタートラインはみんな同じなんですよ。
——まずは始めてみないと、ということなんですね。
あべ:どんな小さなことでも良いんです。一歩でも動き出すと、いつの間にか物事は流れ始めます。『こんなことが仕事になるのか』ということだっていい。最近、反抗期の娘にずっと嫌がらせのキャラ弁を作り続けてブログにアップしていたら、話題になり書籍化されたという方がいましたよね。
私自身も、占いと開運、スピリチュアルが大好きでひたすらやっていたら、それが仕事になっていました。
『自分にはこれがある』というものを持てた時、人は自信が生まれるし、満足するし、充実した人生を送ることができます。結局、人には誰かの役に立ちたい、自分に価値を見つけたいという本能が備わっているんでしょうね。それを見つけることが後半の人生を輝かせ、『生まれてきてよかった』と思える糧になると私は考えています。
——まずは小さな一歩から。この春、少しでも心と身体に余裕があるなら、何か好きなことを始めてみたいですね。
<文:市川裕子 取材協力:スピリチュアルメンター あべけいこ>
掲載サイトはこちら