週刊ＳＰＡ！の女子向けサイト「女子ＳＰＡ!」でコラムを執筆させていただきました。
オーバーサーティでの結婚は当たり前、アラフォー婚活中の女子が続々という昨今。「35歳以上の出産はマル高」と言われていたのは、今は昔か……と思いきや。社会形態は変わっても、人間の体はそう都合よく変わりません。
「年を取ると卵子も劣化して妊娠しづらくなる」なんて去年盛んにメディアで取り上げられていたけれど、「聞いてないよ！」と思ったアラフォー女子はたくさんいるのでは？ そんな社会問題になりつつある“妊活”。若い頃はあんな避妊に神経使ったのに、妊娠するためにこんなに努力が必要とは……と嘆いているあなたに、わたくし・ライフアップコーチのあべけいこが、噂の“子宝ジンクス”をお教えしましょう。
あの“妊活タレント”もこれで授かった!?
不妊治療を公表、体外受精に成功して第一子を授かった東尾理子さん。3回の流産、2回の切迫流産を経て出産を果たした梨花さん。35歳で初産を経験したSHIHOさん。
この3人が子宝祈願で訪れ、いずれも直後に妊娠を果たした強力なパワースポットがあります。それは、ハワイ・オアフ島にある「クカニロコ・バースストーン」。
ここは、その昔、ハワイの王族の妻が出産を行っていた場所。庶民は入ることが許されない聖地でした。この場所で生まれた子は偉大な存在になると言われ、また、出産に使われた石には痛みを和らげる霊力（マナ）が宿っていると考えられていたそう。
安産祈願の場所として地元の人が多く訪れるこの場所が、いつの間にか「子宝に恵まれるパワースポット」と言われるようになり、日本からも多くの夫婦が訪れるように。
実際、東尾理子さんは、SHIHOさんに「ご利益があるから行ってきたら」と勧められ、2012年1月に石田純一さんとこの場所を訪問。見事、翌月に妊娠を果たしたそう（ブログより）。
ほかにも「ここに行った直後に妊娠した！」という人が数多くいる、噂のご利益スポットです。
子宝の神様“木村さん”の待ち受け画像
口コミでじわじわと広がり、待ち受け画面やWEB上の絵馬、おみくじまで出回るようになった“木村さん”をご存知でしょうか？
2000年頃、木村さんという人が中国の深センである泥人形を気に入り、Sさんへのお土産にしました。すると、子宝に恵まれなかったSさんがすぐにオメデタ。この人形を見たSさんの友達も、8人中7人が妊娠した、と言われています。その後、木村さんも人形に妊娠を祈願すると、奥さんが妊娠。「これは子授けの力がある」と木村さんがホームページで紹介すると、全国から続々と妊娠報告が寄せられるようになった……という話が口コミやネットで広がりました。
ちなみに名前の由来は、Sさんが人形のことを「木村さんからもらったやつ」と言っているうち、いつの間にか「木村さん」と呼ばれるようになったのだとか。
この木村さん、今ではさまざまなバージョンの待ち受け画像や壁紙が作成されており、携帯の待ち受けにしたり、パソコンの壁紙にするとご利益があるとのこと。実際に私の知人も、待ち受けにした翌月に妊娠が発覚しました。
山梨県にある知る人ぞ知る子授け神社
子宝のご利益を謳った神社は全国に数多く存在します。そんな中、とくに子宝の神様を祀っているわけでもないのに不妊に悩む夫婦が多く訪れる神社が山梨県三富村に存在します。
それは大嶽山那賀都神社（だいたけさんながとじんじゃ）。
きっかけは、ある不妊サイトの掲示板に投稿された女性からのオメデタ報告。何でもその方、一度流産をしたあとなかなか妊娠できなかったのに、この神社で子宝祈願をしてもらった2か月後に妊娠。それを不妊で悩む友人に教えたところ、友人夫婦も子宝祈願の半年後に妊娠。さらに妹にも勧めたら、神社で祈願した2か月後に妊娠が判明したというのです。
この投稿を見た不妊に悩むユーザーがこの神社を調べて訪れたところ、またまた妊娠。コメント欄に報告とお礼を書きこんだところ、またそれを見た別のユーザーが……という具合に伝播し、いつの間にか「子宝に恵まれる神社」として全国から不妊夫婦が訪れる神社に。
こちらの神社、ご祭神は大山祇神（おおやまづみのかみ）と大雷命（おおいかづちのかみ）、高蘢神（たかおかのかみ）の三柱。大山祇神は山の神様、大雷命は雷の神様、高蘢神は水の神様ですが、大山祇神が山全体をつかさどる神様で薬草も範疇に入ることから、病気平癒、子宝祈願などで参拝する人が昔からいたそうです。
不妊治療に疲れてしまった方。気晴らしを兼ねて、試してみてはいかがでしょう？
＜TEXT／スピリチュアルメンターあべけいこ＞
